広島・佐々岡監督 闘病の北別府氏に誓う日本一「全球団に勝つという気持ち」

[ 2020年1月23日 05:30 ]

12球団監督会議終了後、談笑しながら引き揚げる(左から)西武・辻監督、中日・与田監督、広島・佐々岡監督(撮影・尾崎 有希)
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 広島・佐々岡真司監督(52)が22日、東京都内のホテルで開かれた12球団監督会議に出席。昨年は投手コーチとして出席したが、監督としては初参加だけに巨人・原監督やドラフト同期の中日・与田監督ら、他球団の指揮官とあいさつや握手を交わし、闘いへの気持ちは自然に高ぶった。

 「全球団の監督にあいさつした。原さんには“お互いに頑張ろう”と言われ、(ソフトバンク)工藤さんには“投手出身(の監督)が4人になったな”と声を掛けられた」

 にこやかな雰囲気の中にも飛び散る火花。けん制球は既に投げられている。巨人・元木ヘッドコーチは、先ごろ開いたスタッフ会議で打倒・広島を宣言。リーグ2連覇を果たすために「広島投手陣を打ち崩さないといけない」と声を大にした。

 無理もない。赤ヘルの4連覇を阻止したとはいえ、5年連続負け越し中の天敵だ。逆に広島は、昨季の覇者をお得意さま扱いし続けることがV奪回への足がかりになる。元木ヘッドの発言を報道陣から聞かされた佐々岡監督は思わず苦笑。その上で力を込めた。
 「巨人は昨季のチャンピオンなので、今季に向けてしっかり準備したい。巨人だけじゃない。全球団に勝つという気持ちで臨む」

 心を動かされる出来事があった。通算213勝を誇るOBの北別府学氏が「成人T細胞白血病」を公表。闘病生活に入り、自身のブログで「カープの日本一を見届けるために必ずや復活します」とつづった。佐々岡監督は言葉を絞り出す。

 「驚いた。球界であれだけの実績を残した方。気持ちも強いし、大丈夫だと信じたい」

 現役同士で5年間、コーチと選手でも4年間汗を流し、気心を知る。西武との91年日本シリーズでは、第3戦で見せた北別府氏の内角攻めに感化され、第4戦のリベンジ快投につなげたことも。偉大な先輩を励ますためにも、同氏が望む日本一をかなえたい。
 「その前に元気になってもらうのが一番。早く元気になって応援していただきたい」

 Gを返り討ちにし、他4球団を撃破してV奪回、そして悲願へ。新指揮官は改めて闘志を燃やしていた。(江尾 卓也)

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