ソフトB・松田 7度目V旅行で来季ベストナイン宣言 おかわりに「今季完敗したので奪いにいく」

[ 2019年12月14日 05:30 ]

ワイキキのビーチで熱男ポーズの松田宣
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 3年連続日本一を成し遂げたソフトバンクのナインが12日(日本時間13日)、優勝旅行先の米ハワイ入りした。松田宣浩内野手(36)は通算7度目のV旅行となり、“皆勤賞”。来季は同学年の西武・中村剛也内野手(36)からベストナインを奪い返し、チームを3年ぶりのリーグ優勝に導く。

 常夏の島でもパパは、初日からフル回転だった。12日(日本時間13日)の午前7時前にホテルに到着すると、荷物を部屋に置くなり、家族とダイヤモンドヘッドに向かった。松田宣は娘を抱えての登山。ワイキキに戻ると、海で遊ぶ子供たちに照りつける太陽の下、3時間付き添った。

 「優勝旅行は頑張った証。リーグ優勝はできなかったけど、日本一になって来られるのはプロ野球選手にとって幸せなこと」

 7年連続8度のゴールデングラブ賞、5年連続全試合出場など衰え知らずの36歳は、V旅行も7回目。「熱男は何でも皆勤賞や」と胸を張った。欠かせないルーティンにもなっている。「毎年、優勝旅行を当たり前にしていきたい。ハワイに来て、帰ってから自主トレを始めて、気持ちも新たになる」。南国で英気を養い、新シーズンを迎える。

 つかの間のリフレッシュの時間も、ライバルへの闘志は秘めている。同学年の西武・中村が4年ぶり6回目となるベストナインを受賞。松田宣は何度もその壁にはね返され、昨年プロ13年目で初受賞していたタイトルだ。「今年はおかわりくんが復活して、凄さを感じた。今季は完敗したので、奪いにいく」とキッパリ。オフのイベントで再会し、互いに「まだまだやる」と語り合った。

 「三塁で右打者。おかわりくんの存在は大きい。来年は(僕が)不気味な存在になる」と松田宣。無尽蔵の体力を持つベテランが3年ぶりのリーグ制覇へ、対抗心をむき出しにする。

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2019年12月14日のニュース