DeNA 国吉 背番号「92」に 年俸150%超アップ機に念願かなった

[ 2019年12月7日 05:30 ]

契約更改で、自身の名前にかけた背番号「92」への変更が認められたDeNA国吉                              
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 DeNA・国吉が横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2700万円増の年俸4400万円で更改。来季から背番号「92」への変更を申し出て、球団から認められた。

 「名前にかけたこともあるし、いいなと思っていた番号なのでつけさせてもらった。65も好きな番号だけど、自分の名前にはまった」。中継ぎとして自己最多の53試合に登板して5勝3敗。節目となる10年目のシーズンを終え、大幅昇給を得て温めていた希望を球団側に伝えた。それが背番号「65」から「92」への変更だった。

 その名の通りの“92(くに)吉”。昨オフに参加したオーストラリアのウインターリーグでもこの背番号を希望してつけた。「既製品で(この番号が)なかったので、プリントしてもらった」。プロ10年の節目の背番号変更。今季つけていた田村が退団したことで空き番となったこともあり、念願がかなった。

 「18が欲しいと言いたかったけど、僕がつけられそうにないですから」。そう言って笑った国吉は今季、NPBでは日本人2位タイとなる161キロもマーク。現在は来季へ向けてトレーニングを継続している。「今季に満足せず、全ての項目で今季を上回りたい。それを期待されての昇給」。1メートル96の大型右腕は“92吉”で臨むプロ11年目へ、さらなる飛躍を誓った。(秋村 誠人)

 【主な語呂合わせ背番号】
 ▼「44」関本四十四(巨人・75年) 53→20と経て、8年目で「四十四=44」に変更したが、翌76年に太平洋クラブ(現西武)移籍。
 ▼「92」藤川球児(阪神・02~04年) 入団当初は30。星野監督が就任した02年に「球児=92」に変更し、プロ初勝利を挙げる。
 ▼「36」サブロー(ロッテ・95、96年) 入団直後に登録名を「サブロー」にし、番号も語呂を合わせて選択。97年から2に変更。
 ▼「8」仁志敏久(巨人・96~06年) 幼少期からファンだった原辰徳の背番号を受け継ぐとともに、「2×4=8(にしがはち)」の語呂合わせ。
 ▼「0」荻野忠寛(ロッテ・07~14年) 日立製作所時代の先輩・諸積兼司の背番号を引き継ぐとともに、自身の頭文字「O(オー)」に掛けた。
 ▼「99」鳥坂九十九(近鉄・76、77年) プロ4年目に自身の名前に由来する番号に変更。現役選手で99を背負った最初の選手となった。

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2019年12月7日のニュース