ナショナルズが初のワールドシリーズ進出に王手 カージナルスに3連勝

[ 2019年10月15日 12:12 ]

ナショナルズのワールドシリーズ進出を熱望するファン(AP)
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 ナ・リーグの優勝決定シリーズは14日、ワシントンDCで第3戦を行い、地元のナショナルズ(東地区2位)がカージナルス(中地区1位)を8―1で下して3戦全勝。1969年にモントリオール・エクスポズとして発足して以来、51シーズン目で初のワールドシリーズ進出にあと1勝と迫った。

 ナショナルズは3回、先頭のビクター・ロブレス(22)の中前打を足場に、アダム・イートン(30)の中前タイムリー、さらにアンソニー・レンドーン(29)とハーウィー・ケンドリック(36)の二塁打で、カージナルス先発のジャック・フラハティー(23)から4点を奪って主導権を握った。5回にもケンドリックとライアン・ジマーマン(35)の連続二塁打で2点を追加。8番打者のロブレスは6回にポストシーズンでは自身初の本塁打を放ち、チームに活気を与えた。

 投げては先発のスティーブン・ストラスバーグ(31)が7回まで7安打を許しながらも、無四球で12三振を奪って1失点と好投。今ポストシーズンではブルワーズとのワイルドカードを含めて3勝目を挙げた。

 カージナルスは打線が不振。この日も散発7安打に終わり、ナショナルズとの3試合でのチーム打率は・121(レギュラーシーズンは・245)にまで落ち込んでいる。メジャーのプレーオフで0勝3敗からシリーズを逆転したのは2004年のレッドソックス(ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ=対ヤンキース)だけ。今季91勝(71敗)を挙げたカージナルスは、まさに崖っ縁に追い込まれた。

 <ナ・リーグ優勝決定シリーズ>

 ▼第1戦(11日)=ナショナルズ〇2―0●*カージナルス

 ▼第2戦(12日)=ナショナルズ〇3―1●*カージナルス

 ▼第3戦(14日)=〇*ナショナルズ8―1●カージナルス

 *はホームチーム

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