習志野、同点劇呼んだ勇気ある盗塁「びっくりしている場合じゃない、ここで勝負を懸けているんだ」

[ 2019年8月10日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会 第4日1回戦   習志野5―4沖縄尚学 ( 2019年8月9日    甲子園 )

9回1死一塁、二盗を成功させる習志野・山内(野手・山下)   (撮影・成瀬 徹) 
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 習志野の9回の同点劇は、勇気ある盗塁から生まれた。8番の山内が1点を追う9回1死から右前打。続く飯塚の打席の3球目に二盗に成功し、1死一、三塁からの角田の左前同点打を呼んだ。

 「びっくりしたけど、びっくりしている場合じゃない、ここで勝負を懸けているんだと思った。根拠はないけどいけると思った」と山内。外野手兼投手の左腕だが、センバツも千葉大会も盗塁のサインは一度もなかった。「(試合が)動かない感じがあったので、流れを変えるためにリスキーなことも含めて仕掛けてみた」と小林徹監督。山内は先発して5回0/34失点と試合をつくり、打っては3安打1打点をマークした。

 10回に和田が決勝二塁打を放っての逆転勝ち。7犠打を記録した手堅さに粘り強さを発揮。小林監督は「うちの野球を体現してくれた」と称えた。

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2019年8月10日のニュース