オリ 今季5度目引き分け、観戦宮内オーナー「負けに等しい」

[ 2019年6月17日 05:30 ]

交流戦   オリックス5―5阪神 ( 2019年6月16日    京セラD )

<オ・神>9回、2点リードを守れず降板する増井(手前) (撮影・奥 調)
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 16日の阪神戦。12回最後の攻撃で小田の打球が中堅近本のグラブに収まると、客席からはため息まじりの声が飛んだ。今季5度目の引き分け。しかし内容的には勝てた試合だ。1分けを挟み10連敗中だった日曜日に、またも勝てず。観戦していた宮内義彦オーナーは、柔らかい表情ながらも「負けに等しい引き分けやね」と厳しく指摘した。

 先発の田嶋が6回まで無安打の快投。7回無死一、二塁のピンチを残して降板したが、救援陣が踏ん張り、2点のリードを持って9回の増井に託した。今季初の4連勝かと思われたが、増井は3四球と乱調で2点差をはき出した。延長10、11回と好機はあったものの、阪神の3倍近い11安打を放ちながらの痛いドロー決着。「体が思うように動かなかった。疲れだと思っている」と反省した増井の出場選手登録抹消が決定し、交流戦の残り7試合は守護神不在での戦いをしいられることになった。

 ここ3試合連続逆転勝ちと上昇ムードが漂っていたが、宮内オーナーは「かなり水を差しましたな。あれだけ四球を出したらダメだ。ストライクが入らない投手はダメ」とバッサリ。最下位低迷を嘆いた。西村監督は「逃げ切らないといけない。今年は多すぎる」と悔しそうな表情。今週はセ・リーグ上位の巨人、広島と対戦するだけに正念場となりそうだ。

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2019年6月17日のニュース