明大日本一 副主将の北本&喜多がバットでけん引「4年生を使い続けてくれた監督に感謝」

[ 2019年6月17日 16:55 ]

全日本大学野球選手権大会最終日 決勝   明大6―1佛教大 ( 2019年6月17日    神宮 )

<明大・佛教大>9回2死満塁、佛教大・福森(左)から右へ3点滴時二塁打を放つ明大・喜多(撮影・木村 揚輔)
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 38年ぶり、令和初代の王者になった明大の中で、首位打者を獲得した北本一樹(4年=二松学舎大付)は野手陣の先頭になって引っ張った。

 初戦が一番難しいと言われるトーナメントの初戦。福井工大相手に3ランを含む4打点の活躍。準々決勝の東洋大戦でも2打点を挙げるなど、副主将としてバットでチームを波に乗せた。「昨秋にケガをして野球ができない苦しさがあった。そんな中で、マサト(森下)が主将としてチームをまとめてくれ、全員がマサトを中心に日本一になろうとやってきた。苦しいことが多かったけれど、きょう日本一になれて、やってきてよかったと思います」と優勝メダルを首から下げて誇らしげに話した。

 9回にダメ押しの走者一掃の二塁打を放った喜多真吾(4年=広陵)も副主将としてまとめた。「4年生がまとまって、そして4年生を使い続けてくれた監督に感謝します」と笑顔で振り返った。リーグ戦でも喜多が打つと不思議に相手がエラーし、そこから逆転したり点が入る不思議な現象が続出。「ぼく、何か持ってるんすかね?」という男は“イノシシの力”が乗り移ったようだ。

 リーグ戦でベストナインを獲得。今大会では試合を決める一打を放った喜多。副主将2人が主将でエースの森下暢仁(4年=大分商)を支え、見事令和の初代王者となった。

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