阪神・マルテ 来日初決勝打が幻に…不敗神話も終えん「全力でやるだけ」

[ 2019年6月15日 05:35 ]

交流戦   阪神4-6オリックス ( 2019年6月14日    京セラD )

7回、勝ち越しの適時打を放ち、ベンチに手を振るマルテ(撮影・大森 寛明)
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 同点で迎えた7回1死二塁、阪神のマルテは相手2番手・比嘉の投じた初球、125キロスライダーを狙い撃ちした。左前適時打を放ち、勝ち越しに成功。このリードを守り切っていれば、来日初の決勝打となるはずだった。だが8回に逆転を許したため、「幻の決勝打」に…。それでもM砲は、敢然と前を向いた。

 「全力でやるだけ。その結果がポジティブな結果につながるようにやっています。(7回の適時打の打席は初球に)変化球が来るかなと思っていた。それがヒットにつながりました。自分の打てるゾーンに来たら、全部、打つ気持ちでした」

 実は、この日の敗戦で隠れた「不敗神話」も終わりを告げた。マルテは2回1死三塁でも三ゴロを放って出場6試合ぶりの打点を挙げており、今季5度目の複数打点をマーク。“マルチ打点”を挙げた過去4試合はチームも全勝だったが、その流れは途絶えた。とはいえ状態は上昇気配。勝利に貢献すべく、今後も打点を積み重ねるのみだ。(惟任 貴信)

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2019年6月15日のニュース