大谷に聞く 歴史的サイクル安打前夜は「時差があってあまり寝付けなかった」

[ 2019年6月15日 05:45 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―3レイズ ( 2019年6月13日    セントピーターズバーグ )

メジャー日本人初のサイクル安打を放った大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が13日(日本時間14日)のレイズ戦で日本選手初のサイクル安打を達成した。左中間3ラン、左中間二塁打、右翼線三塁打を打ち、7回に中前打を放った。01年にイチローが日本人野手としてメジャーの舞台に立ってから19年目で生まれた偉業。1900年以降の大リーグでも複数勝利&サイクル安打達成は史上2人目の快挙となった。

 【大谷に聞く】

 ――日本選手では初の快挙となった。
 「偉大な先輩がいる中で初めて達成できたというのは凄くうれしい。自分の自信になる」  

 ――なかなか出ない難しい記録。
 「複数の二塁打、ホームランがあっても駄目。運も必要。ツキみたいなものも今日はあった。もっともっと上げていきたい」

 ――左投手から複数の長打をマークした。
 「左投手に対していい(球の)見え方で、結果も良かった。内容も良かったのが納得できた。(本塁打は)チャンスだったし、甘い球を打ちたかった」

 ――停電で翌日に試合が延期されるかもしれなかった。
 「本塁打と二塁打を打っていて、チームも勝っていたので、何とか再試合だけは嫌だなと思っていた。結果的に勝つことができて良かった」

 ――停電中の準備。
「いつ復帰(復旧)するか分からなかったので、ケージというか打撃練習するところで準備していた」

 ――サイクル安打のイメージについて。
 「本塁打をしっかり打てるパワーと、やっぱり三塁打が一番難しいと思う。長打をしっかり三塁打にできる走力が重要」

 ――タンパには前日早朝入りしたが。
 「時差があったので(夜は)あまり寝付けなかったなという印象しかないです。今夜もぐっすり寝ると思います」

 ――主砲トラウトからはどういう言葉を。
「“おめでとう”ということと、“(サイクル安打を)打ったことあるのか?”と話していたので、“一回もないよ”と話しました」

 ――記念球は。
「球団が持っているので、どうするかは全然決めていない」

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2019年6月15日のニュース