ヤクルト、首位巨人に0・5差!離脱バレの穴「スモール」で埋める12人猛攻

[ 2019年5月5日 06:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―4中日 ( 2019年5月4日    ナゴヤD )

5回2死二、三塁、西浦はこの回2安打目となる左前2点適時打を放つ(撮影・椎名 航)
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 左手は幻。「本物」は右手だった。同点の5回1死二、三塁。中日が前進守備を敷く中で、ヤクルトの三塁走者・西浦は太田の遊ゴロで本塁に突入した。際どいタイミング。ここで最短距離の左手をフェイクで一度出して捕手を誘った。体が本塁を通り過ぎたあたりで右手を伸ばしてホームベースを触り、勝ち越し点を挙げた。

 「キャンプから練習してきたことなので。捕手の動きを見て、どっちの手でいくかを決めました」

 2月のキャンプから河田外野守備走塁コーチや土橋内野守備走塁コーチの指導の下、逆手で塁を陥れる練習に取り組んできた。その成果を見せ、河田コーチは「やっと出てくれた。褒めてあげたい」と喜んだ。小川監督も「スタートも良かったし、大きなプレーだった」と称えた。

 勝ち越し点が呼び水となり、この回、打者12人の猛攻で一挙7点を挙げ、通算0勝2敗だった柳に初めて土をつけた。西浦は2死二、三塁で回ってきた2度目の打席でも左前2点打を放ち、1イニング2安打。「いいところで打てて良かった」。中村も2安打し、2人がプロ野球タイ記録となる1イニング2安打を同時に達成した。球団では15年7月21日のDeNA戦で比屋根、山田哲が記録して以来、4年ぶりの快挙となった。

 主砲のバレンティンが上半身のコンディション不良で離脱。この試合は本塁打ゼロで8得点を奪った。広島に敗れた首位・巨人とのゲーム差を0・5ゲームに縮めた小川監督は「いい攻撃ができました。(主砲不在を全員でカバーしようという)そういう意識はある」と満足げだ。リーグトップタイの40本塁打を誇る強力打線だが、「スモール・ベースボール」も光っている。(黒野 有仁)

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