松井秀喜氏 指導者としても情熱的 変わらぬ野球への熱い思い

[ 2019年5月5日 10:15 ]

松井秀喜氏
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 4月30日付、平成最後の日の紙面のため、平成を代表する強打者・松井秀喜氏(44=元巨人、ヤンキース)のインタビューをする機会に恵まれた。日米通算で507本塁打を放った自身の功績はさておいて、昭和のプロ野球人気を支えた長嶋茂雄氏と王貞治氏の「ONコンビ」、日本選手が次々とメジャーへ移籍する道を切り開いた野茂英雄氏への敬意を示していたのが印象的だった。

 ファンの誰もが気になるのが、監督やコーチとしての現場復帰。これまで通り「現時点では考えていないです」という答えだったが、野球への熱い思いは変わらない。

 巨人で臨時コーチを務めた16年の春季キャンプ。ヤ軍で同僚だったデレク・ジーター氏、アレックス・ロドリゲス氏らの打撃フォームを教材とし「素晴らしいバッターに共通していた点などをお伝えしました」と話していた。まずは(1)巨人の首脳陣と対話して予備知識を把握し、(2)個々の選手を観察した上で、(3)個性を尊重しながら持論を伝える。短期間で全員に効果が出るかは別問題だが、多くの選手が納得して実践していた。

 現在はヤ軍のGM特別アドバイザーとして、傘下マイナーの巡回コーチ役を担う。現在、3Aスクラントンで活躍中の加藤豪将内野手(24)は、本紙の取材に「松井さんはバッティングのことを話す時には情熱的」と明かした。その一言からも、指導にあたっての「本気度」が伝わってきた。

 松井氏は同時に日米で野球教室を開催し、少年少女に野球の楽しさを伝えている。5月5日は、こどもの日。長嶋氏とともに国民栄誉賞を授与されて丸6年の記念日でもある。改めて次代のスラッガーを心待ちにしつつ、野球を見たい。(記者コラム・大林 幹雄)

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