広島・バティ 平成ラスト弾も“元号って何?”平成チーム通算4054本目も空砲

[ 2019年5月1日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3-8阪神 ( 2019年4月30日    甲子園 )

8回表2死一、三塁、バティスタは左中間に3点本塁打を放つ(撮影・奥 調)
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 広島は4月30日の阪神戦(甲子園)に3―8で敗れ、平成最後の公式戦を勝利で飾れなかった。

 ライナー性の打球が赤く染まる敵地の左中間席に突き刺さった。6点を追う8回2死一、三塁。カウント3―1から2番手・島本が投じた甘い141キロ直球をバティスタは見逃さない。3試合連続となる意地の4号3ラン。平成のプロ野球ラスト本塁打だった。

 「元号が変わる?知らなかった。何ですか、それは。名前を残した?それは、もちろんうれしいよ」

 現在でも元号を使うのは、世界広しといえど日本だけ。ドミニカ共和国出身の大砲が首をかしげるのは、当然といえば当然だ。平成の期間でチーム通算4054本目、プロ野球では平成1号を巨人・原辰徳(現監督)が放って以来4万5238本目のアーチとなった。

 だが、その一発が勝利に結びつかないのがもどかしい。この日は投手陣が自滅、炎上したものの、強力なはずの打線も開幕から鳴りをひそめたままだ。中でも、4打数無安打に終わったリードオフマン・田中広の不振は深刻で、打率・168と低空飛行が続く。

 「よかったり悪かったりだけど、結果が出ないと焦りも出る…」

 リーグ3連覇に貢献した主力選手。責任を感じてか、険しい表情を崩さない。3年連続でリーグ最多を誇り、圧倒的な得点力が自慢だったはずの打線も、今季ここまでのチーム打率・225、91得点はいずれもリーグワースト。つながりを欠く試合が少なくない。

 「よくない状態が続いているね」。緒方監督は、1番打者について短く言及。打順変更には答えなかった。一方で高ヘッドコーチは打線全体について「辛抱の時期かなと思う。ただ、悠長なことも言っていられない」と指摘。浮上への打順組み替えを熟慮する。

 1998年から2012年まで15年連続Bクラスの低迷期を乗り越え、平成最後にリーグ3連覇を達成して昭和50年代に続く第2次黄金期を築き上げた。だからこそ、緒方監督は令和に向け「過去を振り返るのか、前を向くのか。これまでの経験を生かせるようにやっていく」と前を向く。4連覇を目指す今季、元号が変わって逆襲はあるのか。チーム全体の底力が問われている。(江尾 卓也)

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