オリ 貧打深刻25イニング連続「0」、西村監督「投手がかわいそう」

[ 2019年4月5日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス0―3ソフトバンク ( 2019年4月4日    京セラD )

ソフトバンクから得点を奪えず、渋い表情の西村監督(右から2人目)らオリックスベンチ(撮影・坂田 高浩)
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 最後は、T―岡田の力ない二塁ゴロで終わった。オリックスの4日のソフトバンク戦(京セラドーム)は、わずか5安打で零封負け。2日の同戦の6回から続く無得点は25イニング連続まで伸びる深刻な貧打だ。今季初めて観戦に訪れた宮内義彦オーナーは「コメントなし」と笑いながら報道陣の前に姿を見せたが、徐々に笑みはこわばっていった。

 ここまで12球団で唯一白星なし。遠い初勝利に「近いかもしれんよ」と再び笑ったが、点が取れない現状には「取れないね」とポツリ。心配になるほどの連敗発進に「心配だよ」と本音が漏れ、予想外かの問いには「そりゃそうだよ」と多少強い口調になった。

 開幕2カードで未勝利は、2002年以来17年ぶりだ。オープン戦ではチーム打率、チーム防御率ともに12球団トップ。金子、西、中島ら主力が抜けた穴も「心配ない」と球団フロントに諭されていたという同オーナーだが、さすがに笑っていられなくなりそうだ。3月の球団激励パーティーでは「冥土の土産がないままに閻魔(えんま)様に会うのは非常にまずい。個人的には焦っております」と冗談で和ませる一幕もあったが、冗談ではすまない6戦未勝利だ。

 西村監督は貧打に「それに尽きる。投手がかわいそう」とざんげ。6回に一塁走者の福田がけん制死に倒れるなど空回りする現状は心配だ。

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2019年4月5日のニュース