阪神ルーキー木浪&近本、開幕スタメンつかんだ!虎初の1・2番デビュー

[ 2019年3月25日 05:30 ]

オープン戦   阪神8―4オリックス ( 2019年3月24日    京セラD )

<オ・神>2回、2点適時打を放ち、塁上でガッツポーズする木浪(撮影・坂田高浩)
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 矢野阪神の象徴となる新人コンビがそろって開幕スタメンをつかんだ。オリックス戦後に阪神・矢野監督が「開幕は今日のメンバーでいきます」と明言したことでドラフト3位・木浪(Honda)と同1位・近本(大阪ガス)が1、2番を担うことが決定。1950年の2リーグ制以降、球団新人2人が開幕先発したのは72年(1番・二塁で中村勝広、3番・左翼で望月充)にあるが、1、2番を打つのは初めてとなる。

 「そのためにキャンプからやってきた。最初は緊張すると思いますけど、その中でも自分のプレーができたら」と気持ちを引き締めた木浪は「1番・遊撃」で出場。2回のビッグイニングを演出した。大山の本塁打、西の適時打で2点を奪い、なおも1死満塁で榊原の内角スライダーを巧みに捉えた打球は一塁手の頭上を越えライン際で弾む2点適時打。「西さんがつないでくれたので何とかオレも打ってやろうという気持ちでした」

 オープン戦首位打者がかかった9回の打席は中飛に終わったが、12球団最多の22安打を放ち打率・373は堂々の3位だ。

 近本は無安打に終わったが17安打は平成以降では16年高山に並ぶ球団新人2位。2回は敵失で塁上に残り、続く糸井の左中間二塁打で快足を飛ばして一塁から一気に生還を果たした。「しっかり自分がしたいことはできました」とオープン戦を振り返り「やることをやっていく。結果は後からついてくると思う」と足元を見つめた。

 最下位からの巻き返しを期す今季。「矢野チルドレン」の働きなしに指揮官が望む開幕ダッシュ成功はあり得ない。(長谷川 凡記)

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