横浜まさかの大敗 及川崩れた5失点KO「自分のもろさ」

[ 2019年3月25日 05:30 ]

第91回選抜高校野球大会1回戦   横浜5―13明豊 ( 2019年3月24日    甲子園 )

3回2死三塁、投球時につまずいて体勢を崩しながら投げる横浜・及川(撮影・北條 貴史) 
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 4点の援護をもらった横浜・及川の異変に球場がざわめいた。3回、無死から2者連続四球。1番・表には、スライダー2球で追い込みながら3球目の内角直球を左前へ痛打されて1点を失った。さらに連打され、味方も失策とズルズルと崩れていく。5失点で逆転を許し、イニング途中で降板。星稜・奥川と並び立つ大会注目投手が、初戦で散った。

 「課題だった試合の中での投球の波が出てしまった。自分のもろさなのかなと思った」

 昨秋の関東大会、春日部共栄との準々決勝でこの日と同じ3回途中5失点。8強に終わり、センバツが微妙な立場で冬を過ごした。突如制球が乱れる悪癖を克服しようと、軸足にタメをつくるフォーム改造を試みたが「固まりきってない。どこかがおかしくなってしまう」と、不安を抱えながらの初戦だった。

 露見したのが3回。それまでのスライダー中心の配球から、自信のある直球を軸にしたが「抑えようという気持ちが強くなって少し力んだ」とコントロールを乱した。8回2死から再登板。4つのアウト全てを三振で奪ったが、球筋は荒れた。

 スカウト陣からは「慎重になりすぎている」という声が相次いだ。一方で日本ハムのスピードガンでは最速150キロを計測し、期待値は高い。巨人・長谷川国利スカウト部長は「直球を自信を持って放れるようになることが課題」と評した

  1、2年夏に続く3度目の聖地には悔しさだけを残した。「すぐに切り替えられるか分からないけど、生かして一からやり直したい」。この負けは進化の過程と信じて、歩みを進める。 (松井 いつき)

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