巨人 “和製サバシア”戸根 イチローから三振奪う「財産になる」

[ 2019年3月19日 05:30 ]

プレシーズンゲーム   巨人5-6マリナーズ ( 2019年3月18日    東京D )

3回1死二、三塁、イチローに対して投球する戸根(撮影・西海健太郎)
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 巨人の中継ぎ6人で構成したブルペンデー。原監督は「ペナントレースにおいても想定できる」と送り出した。昨季1軍で登板のない若手3投手が、幸運にもイチローと対戦する「財産」を得た。

 逆転を許した直後の4回1死二、三塁で、次打者はイチロー。指揮官が「メジャーリーグ相手に姿形も劣ることのない。非常に良かった」と称えた戸根がマウンドに向かった。

 見た目から「和製サバシア」の異名を取り、フィリピン人の母を持つ体重97キロの剛球左腕。18・44メートル先を見つめ「小さい頃から見ていた有名な方。テレビで見たままの構えだった」。5球連続で直球を投げ込んで、最後はスライダーで見逃し三振。「夢のような時間でした。こういうところで対戦できたことが財産になる」と充実感を漂わせた。

 今月支配下登録された育成出身の坂本工は、3回から登板していきなり対戦。高めの直球で詰まらせ一ゴロに抑えた。関学大では準硬式野球部だった右腕は、小学2年の時にお年玉でイチローのフィギュアを購入した思い出がある。7回に中飛に抑えた桜井は、小学生時代にイチローモデルのグラブを使用し、本も読んでいた。

 イチローがオリックスにドラフト指名された91年には生まれていなかった3投手。前日の今村、田口は13球全て直球だったが、変化球も交えた。原監督は中継ぎ陣を「それぞれがいいピッチングをした」と称えた。(神田 佑)

 ≪吉川光、3人斬り≫6番手として吉川光が9回に登板し3者凡退に抑えた。「どこで投げても一人ずつ抑えられるようにするだけ」。宮本投手総合コーチは「(吉川光に)後ろを任せられるという一つの形ができつつある。世界初の“セトッパー”に指名できる」とクックの状態次第ではセットアッパーと守護神で併用する考えを示した。

 ≪新背番「51」田中俊躍動≫田中俊が4回1死満塁で一時逆転となる左中間2点二塁打を放った。「動くボールをコンパクトに逆方向に打ち返せた」。今季から背番号が63から51に。同じ番号のイチローは憧れの存在で、フリー打撃を動画撮影し「同じグラウンドでプレーできたのはいい経験。うれしかった」と笑顔を見せた。この日は初めて三塁でスタメン出場。原監督は「今日の収穫。打撃も大きなインパクトがあった」と今後の三塁起用の可能性を示唆した。

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