広島ドラ3林、初打席二塁打 同級生・小園に「負けてられない」

[ 2019年3月8日 05:30 ]

プロアマ交流戦   広島2―5オール広島 ( 2019年3月7日    マツダ )

2回1死、左越え二塁打を放つ林(撮影・成瀬 徹)     
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 広島のドラフト3位・林晃汰内野手(18=智弁和歌山)が7日、本拠地デビュー戦で天性の長打力をアピールした。マツダスタジアムでの社会人オール広島とのプロアマ交流戦に「6番・一塁」で先発し、初打席で左翼線へ二塁打。1軍同行を続ける同1位・小園海斗内野手(18=報徳学園)に負けじと将来性豊かな新人が現れた。

 逸材は小園だけではなかった。バットを高く掲げる構えだけで漂わせる大砲の雰囲気。本拠地初打席でいきなり結果を残したのはドラフト3位の林だ。

 2回1死、今秋ドラフトで上位候補に挙がるJFE西日本の左腕・河野との勝負。1ボールから142キロの外角への直球を捉え、ライナーで左翼線へ二塁打を打ち返した。6回2死満塁では空振り三振に倒れ、4打席に立って快音は一度だけ。天性の長打力を見せつけるには十分だった。

 「強い打球を打てればと思っていました。逆方向にもどこでも強い球を打てるのが持ち味。しっかりやってきたことが出せました」

 社会人との試合とあって1軍主力はベンチ入りせずに別メニューで調整。2軍から若手野手が招集され、緒方監督の前で初めてプレーを披露した。一塁守備ではバント処理した投手からの送球を落球する失策も出た。課題は守備と走塁。それらを補って余りある打力は1軍首脳陣の目に留まり、迎打撃コーチにも「高卒にはいない、群を抜いて強いスイング。1カ月間のキャンプでみんなと練習して上積みも感じた」と認められて1日だけの“1軍体験”を終えた。

 高校通算49本塁打。智弁和歌山・高嶋仁前監督に「指導者としての48年間で、あれほど飛ばす選手は見たことない」とまで言わせた長打力を買われ、2試合を終えた春季教育リーグではいずれも4番に抜てきされた。水本2軍監督の期待も「成績が残せなくても今後もクリーンアップで打たせたい。何年後かには1軍で主軸を打ってほしい」と相当に高い。

 同期の小園はオープン戦で“プロ1号”を決めるなど1軍参戦で奮闘中。自慢の打撃で差を開けられるわけにはいかない。「レベルが違うなと…。でも、同級生なんで刺激になります。今は勝っていないけど、負けてられないです」と隠すことなく対抗心を燃やした。順調に育てば、赤ヘルの未来は安泰だ。(河合 洋介)

 ◆林 晃汰(はやし・こうた)2000年(平12)11月16日生まれ、和歌山県岩出市出身の18歳。小1から岩出ヤンキースで野球を始め、捕手。6年時に阪神タイガースジュニアで4番を打つ。岩出中では紀州ボーイズに所属。智弁和歌山では1年春から三塁手レギュラー。2年夏、3年春夏に甲子園出場し2年夏と3年春に本塁打を記録。高校通算49本塁打。1メートル82、88キロ。右投げ左打ち。

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