阪神・藤浪 スリークオーターで2回零封「いいテンポで投げられた」

[ 2019年3月3日 08:07 ]

オープン戦   阪神0―1ソフトバンク ( 2019年3月2日    ヤフオクD )

5番手で登板した藤浪
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 春季キャンプから試行錯誤を続ける阪神・藤浪がまたしても“ニュースタイル”を披露した。2月24日の中日戦以来のマウンドではワインドアップをやめ、腕を大胆に下げるスリークオーターで投球。大阪桐蔭時代や新人の時に近いフォームで2回2安打無失点に抑えた。

 「もともと完全なオーバースローじゃない。デビューの時や高校時代もスリークオーターでしたし、本来の体の使い方がスリークオーターなので」

 近年はノーワインドアップで、長身を生かして上から投げ下ろすスタイルだった。ただどうしても制球難が解消できず、キャンプからワインドアップもテスト。さらに、自ら考えて修正に取り組んだ結果がこの日のスリークオーターだった。

 「今1番いいタイミングで、いいテンポで投げることができた。今日はちょっと極端に下げたんで、もうちょっといろいろ試しながらやっていきたい」

 右打者の顔面付近への抜け球を警戒した敵軍が左打者を並べたこともあったが、打者7人にわずか17球。3ボールになったのも一人だけで「毎回毎回、最低限これぐらいのピッチングがしたい」と表情を引き締めた。

 試合前には敵将・工藤監督と話し込む場面も。「解説者の時にインタビューをしてもらったこともあったのでごあいさつした。こういう感じで投げてみればと助言もいただいた」。苦しい状況でも前向きに、自主的にカベを破ろうとしている。

 矢野監督は「本人的にはそういう結果が一つホッとするっていうか。取り組んできたことの確認作業の一つとして、良かったかなとか、もっとこうかなというのが感じられる部分になると思うから」と評価した。この日も最速156キロを楽にマークし、カットボールのキレも抜群。潜在能力はケタ違いだけに、今は一つ一つの結果をプラスにしたい。(山添 晴治)

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