広島 小園 初安打 実戦12打席目 同世代ドラ1番乗り

[ 2019年2月25日 05:30 ]

オープン戦   広島4―4DeNA ( 2019年2月24日    宜野湾 )

9回表無死一塁、小園は左前に初安打を放つ
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 広島は24日にDeNAとのオープン戦初戦(宜野湾)を迎え、途中出場したドラフト1位の小園海斗内野手(18=報徳学園)が実戦初安打を放った。昨季セーブ王に輝いた山崎の武器ツーシームを左前へ運び、11日の紅白戦から通算12打席目で初の快音。同じ1位でプロ入りした中日・根尾、ロッテ・藤原ら同世代の中では一番乗りのオープン戦初安打になった。

 待望の瞬間は訪れた。

 4回の守備から出場して迎えた最終9回の2打席目。小園は昨季のセーブ王に挑んだ。初対戦で初球に来たのは山崎の代名詞とも言えるツーシーム。外角へ沈む軌道にバットは空を切り、フゥーと息を吐いた。「すごい球だな」。初めて見るような軌道に驚いても“勝算”があった。

 「2球続けて来るんじゃないかなと思っていました」

 新人離れした読みが当たる。2球目は内角寄りへ。鋭く落ちる変化は同じでも、今度は対応した。懸命に食らいつき、バットで拾う。左翼線へ舞い上がった打球は前進してきた細川の前、線の内側で弾んだ。紅白戦と練習試合を通じて実戦12打席目で出た初安打。一塁ベース上では笑みを封印しても、内心は安どしていた。

 「やっと打ててうれしいです。絶対に打ってやろうという気持ちで打席に入りました。落ちてくれればいいな…と思って走っていました」

 過去の高卒新人ではDeNA・筒香や日本ハム・中田も1年目のオープン戦初出場で初安打。そんな系譜を受け継いだ。ロッテ・藤原、中日・根尾はまだオープン戦出場がなく、同世代の“ドラ1トリオ”では初安打一番乗りにもなり、「よかったです」と照れ笑いした。

 今春全ての対外試合に出場させてきた緒方監督は「いいプレーをずっとやってくれているし、すごいね」と感嘆。東出打撃コーチも「結果は求めていない。振っていけているのがいい」と高評価した。

 遊撃守備でも魅せた。7回1死三塁では前進守備から大和の強烈な遊ゴロを慌てず処理して本塁へ正確な送球。三塁走者を挟殺に持ち込んだ。「守備でリズムを作っていくタイプ」。好守は初安打の布石にもなった。「しっかりアピールできるように元気を出してやっていきます」。これから数え切れないほどともしていく「H」ランプ。始めの一歩を沖縄に刻んだ。(河合 洋介)

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