西武・山川 平成生まれ初の50発&新元号での本塁打王へ“手応え”の一発

[ 2019年2月25日 09:30 ]

森から遮光ステッカー・アイブラックを変なところに貼られ苦笑いする山川(撮影・西尾 大助)
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 昨季47本塁打を放って本塁打王に輝いた西武・山川。今季は50本塁打を公言しており、「平成生まれで初の50発と、新元号でのホームラン王を狙っていきます」と強い決意を口にしている。

 それでも容易に達成できる数字ではない。山川は「昨季47発打ったから、今季もそれくらい打てるだろうと思われるかもしれないけれど、それが難しい」と言う。たしかに成績を残せば他球団からは徹底的にマークされ、分析もされる。活躍を期待される中で成績を残すことは簡単なことではない。

 ただ、山川には刺激になる存在が近くにいる。15年から4年連続全試合に出場し、その中で打率・296だった16年以外は打率3割超えを記録している秋山と、14年から5年連続で20本塁打を放っている中村だ。山川はよく「秋山さんや中村さんは結果を残し続けているからすごい」と口にする。チームメートである2人が、成績を継続的に残す姿に刺激を受けているが、「秋山さんとは打つ目的が違う。自分はホームランバッターだけど中村さんとも打ち方が違うから、何かをまねしたりするものではない」とも言う。

 継続的に成績を残すため、今キャンプで「試行錯誤しながら(よりいいものを)見つけている」と、打撃フォームや感覚を探していた。そんな中で、高知・春野キャンプで、感覚的なものだがバットを構える位置を少し下げて自分にとっていい感覚をつかんだという。

 24日に行われたロッテとの練習試合で、今季初の本塁打を放ち「(いい感覚を)つかみました」と手応えを口にした。昨季を超える成績を残すために、まず新たな第一歩を踏み出した。(記者コラム・武本 万里絵)

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2019年2月25日のニュース