阪神・望月“開幕投手”で逆襲!14日楽天戦先発へ 開幕ローテへ背水

[ 2019年2月13日 09:30 ]

阪神・春季キャンプ ( 2019年2月12日 )

ブルペンで投げ込む望月(撮影・坂田 高浩)
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 高卒4年目の阪神・望月が、今キャンプチーム初の対外試合となる14日の楽天戦(宜野座)に先発することが決まり、逆襲の快投を期した。

 「(紅白戦の)反省を意識してブルペンで練習してきたつもりなんで、そこを実戦で出せればと思う」

 栄えある“開幕マウンド”は、背水の意味合いも強い。7日の紅白戦では先発で2回8安打7失点と開幕ローテーション入りにかける気合が空転した。長いシーズンを考えても、修正力はローテ投手には必須条件。キャンプ中といえども、2戦続けての炎上は競争でも大きく遅れを取る。

 「同じことをしても成長しない。実戦の中で同じことをしないようにしたい」

 巻き返しへ手を差しのべてくれたのは、1月下旬に合同自主トレを行った藤川。紅白戦の投球を映像で見ていた先輩からシュート回転の多さを指摘され、具体的な改善法も伝授されたという。

 ブルペンでは、捕手を通常以上にホームベース後方に立たせ投球。藤川も取り入れる練習法で「違う部分も見えてくるから」と助言を受けた。「(紅白戦では)右(打者の)の外角を狙ってシュート回転して真ん中に入って打たれた。(捕手が)1歩、2歩下がった状態で投げていけばベース上がゴールじゃなく、ベースも通過していくので」と直球の伸びを意識し、確かな手応えを得た。

 見守った矢野監督も「今日はすごく良いボールが多かった。力でねじ伏せるというか抑える、そういうのを出していければ、ローテで勝てる投手になっていく」と大きな期待を寄せた。21歳が潜在能力を開花させるきっかけをつかみに行く。(遠藤 礼)

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2019年2月13日のニュース