日本ハム・輝星に負けない存在感!ドラ4・万波は早くも“ポジション”獲得!?

[ 2019年2月3日 09:00 ]

<日本ハム2軍キャンプ>打撃練習に汗を流す万波(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 1日から沖縄・国頭で始まった日本ハムの2軍キャンプ。新人では、ドラフト1位の吉田輝星投手(18=金足農)に注目が集まるなか、負けずに存在感を発揮するのが4位の万波中正外野手(18=横浜)だ。

 話術にたけ、記者の囲み取材でもたくさんネタを提供してくれる。先日は、吉田輝ら新人数名の選手と休日を利用してカラオケに行った話を披露。「(吉田輝も歌がうまいと聞いていたけど)自分のほうがうまかったですね。そこは間違いない。得意な曲は、シャ乱Qのシングルベッドです。96点出せます」と、笑いを誘った。新人選手の中では、早くもムードメーカーのポジションに収まりつつある。

 一方で、野球に対しては大まじめ。1月6日に千葉県鎌ケ谷市の「勇翔寮」に入寮すると、それから毎日約2時間のマシン打撃を自主的に行っていた。新人合同自主トレが始まっても、全体練習が終われば、一人室内練習場にこもって約2時間バットを振った。その「練習の虫」ぶりは、大渕隆スカウト部長から「練習は休むことも大事」と諭されたほど。「基本、練習が好きなんです」と笑顔で話した。

 そんな万波が現在取り組むのが、打撃フォームの改造。コンゴ出身の父を持つ18歳は、1メートル90の身長に長い手足と、日本人離れした恵まれた体格が持ち味だ。そんな理由から、同スカウト部長に「メジャーの選手(の打撃フォーム)を参考にしてみれば」とアドバイスをもらった。

 この言葉を素直に実行して、ユーチューブなどの動画で研究。「特に誰か(特定の選手)と同じフォームにするわけじゃないけど、自分でやりたいフォームは見つかりました」と、キャンプでも試運転する。バットのヘッドを低くしたフォームは「まだまだやりたいフォームには遠い」としたが、完成すれば体格を存分に発揮できるだろう。

 5位の甲子園優勝右腕・柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)らも含め、スター候補の多い新人選手たち。まず誰がキャンプで抜きんでるのか、楽しみだ。(記者コラム・武田 勇美)

続きを表示

2019年2月3日のニュース