元中日・岩瀬氏 ルーキーに金言「短所克服より長所伸ばせ」「若い時は野球漬けで」

[ 2019年1月11日 18:30 ]

<NPB新人研修会>新人選手にアドバイスを送る岩瀬氏(撮影・島崎忠彦)
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 NPBの新人選手研修会が都内で行われ、昨季限りで現役を引退した元中日の「レジェンド」岩瀬仁紀氏(44)が講演を行った。

 演目は「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」。現役生活20年で、前人未踏の1000試合登板を達成した岩瀬氏は、まず「社会人としてしっかりあいさつをしてほしい。すれ違うたびに、何度あいさつしてもいい。いち早く名前と顔を覚えてもらってください」と切り出した。

 さらに自身の現役時代も振り返りつつ「1年目は球団はお客様扱いしてくれる。でも“ぬるま湯”は今年だけ。最初はちやほやされるけど、自分をしっかり持ってチャンスをものにしてほしい」と力を込めた。

 自身は必殺スライダーを武器にプロの厳しい世界を駆け抜けた。「短所を(克服して)うまくやろうとするより、長所を伸ばした方がこの世界ではやっていける」と力説。さらに「試合に臨む上で一番大事なのは、いかに不安を取り除くか。そのためには自信。自分がやってきたことが武器になる」と続けた。

 長い野球人生、決して順風満帆ではない。「どこかで絶対に挫折はある。どんなに活躍しても壁にぶつかるし、それをどう乗り越えるかで選手の技量は決まる」。熱い言葉が次々と飛び出し、新人選手は熱心に聞き入った。

 20年間のプロ生活を送った岩瀬氏だが「プロの世界はあっという間に終わる。自分も今、20年やった気がしない。一瞬一瞬、一日一日を大事にしてほしい。2〜3年先じゃなく、今を大切にしてほしい」。そして「3年目ぐらいまではこの世界に慣れるより、必死についていく。若い頃は買ってでも苦しいことをやって、野球漬けでいてほしい」と訴えた。

 講演後は選手から質問も受け付けた。「継続は力なり」を座右の銘にしていることを明かし「難しいけど、継続することで力に変えると思って20年間やってきた」との言葉で締めた。

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