巨人・鍬原「悔しい」5回3失点初黒星 制球課題も7Kが収穫

[ 2018年6月1日 07:21 ]

交流戦   巨人2―4日本ハム ( 2018年5月31日    東京D )

2回、帽子を落としながら投げる鍬原(撮影・荻原 浩人)
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 巨人のドラフト1位・鍬原のデビュー戦は5回2安打3失点。初黒星に「悔しい。気持ちをコントロールできなかった」と魂を込めた87球を振り返った。

 帽子のつばに「力むな 強気」と記したが、緊張による力みから6四死球。毎回、走者を背負った。3回に3点を失い「遅いですけど、失点してから平常心になれた」と4、5回は無失点で終えた。

 制球に課題を残したが、収穫もあった。最速150キロの直球に加え、制球が利いた際のシンカー、スプリット、スライダーはどれも勝負球で通用した。2回から3回にかけての4者連続三振を含む7三振を奪った。

 「いいボールを続けないと勝てないと痛感した」。1月の新人合同自主トレで上半身のコンディション不良を訴え出遅れたが、ようやく1軍の舞台に立った。次回は中6日で7日楽天戦(東京ドーム)が有力。女手一つで育て、この日も応援にかけつけた母・佐代子さん(49)に、次こそウイニングボールを届ける。 (川手 達矢)

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2018年6月1日のニュース