DeNA 今永 3発で沈むも指揮官信頼変わらず「次のチャンスは必ずある」

[ 2018年6月1日 22:16 ]

交流戦   DeNA2―6ソフトバンク ( 2018年6月1日    ヤフオクD )

2回1死二、三塁、上林に3ランを浴びる今永(撮影・岡田 丈靖)
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 DeNAの今永昇太投手(24)が3回、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)に喫した特大2ランをぼう然と見送った。2回に上林誠和外野手(22)に3ラン、甲斐拓也捕手(25)にソロを被弾すると、立ち直る間もなく、ヤフオクドーム天井に届きそうなギータアーチで沈んだ。

 3回59球6失点KO。初回は140キロ後半の速球で三者凡退と5月1日阪神戦(甲子園)以来、今季3度目の先発で初白星の期待が膨らんだ。だが2回1死二、三塁、上林に投げた初球スライダーがワンバウンドのボールになったことで自ら追い込んでしまう。「押し出しは嫌だ」。カウントを取りに行ったスライダーが真ん中へ。こうなると負の連鎖は止まらなかった。

 それでも昨季11勝左腕に対する信頼は変わらない。ラミレス監督は「初回はワオッ―という感じだっのに。打たれた回は少しストレートが多かった。パの打者はストレートに強い」と分析しながら「次のチャンスは必ずある」と本拠地・横浜での西武戦(5〜7日)先発を示唆した。

 ソフトバンクとは昨秋日本シリーズ以来の対戦。試合前、指揮官は「またここに帰ってこれた」と感傷的になりながら「今永はここでも好投してくれた」と同シリーズ2試合13イニング3失点に抑えた今永の復活を信じていた。

 ルーキー東、2年目右腕・京田が奮投しているからこそリーグ2位をキープしているが、今永が復肩しない限り、首位を突っ走る広島を引きずり下ろすことは出来ないはずだ。

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2018年6月1日のニュース