阪神ロサリオ DeNA戦で一塁守備も 肩も肘も大丈夫、休日返上トレ

[ 2018年2月10日 05:30 ]

休日返上でキャッチボールするロサリオ
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 阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国・ハンファ)がキャンプ休日の9日、沖縄・読谷村のチーム宿舎内にある室内練習場で汗を流した。8日に張りを訴えた肩肘に問題なく、チーム初の対外試合となる11日のDeNAとの練習試合(かりゆし宜野座)から一塁守備に就く可能性も出てきた。

 半袖シャツにハーフパンツ姿で室内練習場に登場。第2クール最終日となった8日は肩肘の張りでキャッチボールを回避したが、この日は球団関係者相手に約10分間、キャッチボールを行った。30〜40メートルの距離で力の入ったボールを投げ込む姿が、復調ぶりを物語っていた。

 「第2クールは(肩肘の)お休みをいただいていたんですけど、全然、問題なく違和感もなく、やれました」

 そもそも8日の“ノースロー”も、大事を取っての措置。状態に不安はなく、ヤル気もみなぎっている。だからこそ、休日でも精力的に90分間に及ぶ練習を行った。「ドミニカンリーグにも出なくなって、日本に来てからも、そこまで練習できていなかった部分もあった。早く試合に向けて自分の体を作っていかないといけないという意味で、少しずつ調整していきながら段階を早めている」。すでに主力としての自覚も芽生えている。

 10日からはキャンプ第3クール。状態が万全とあれば、次のステップが見えてくる。実戦守備だ。チームは11日にDeNAとの練習試合、12日にも紅白戦を予定。いずれかで、一塁守備に就く可能性がある。

 ロサリオ自身は「打撃は、いつでも準備はできています。ただ肩とか守備とかファーストで行くといったことに関しては、監督、コーチ、トレーナーさんとも相談していかないと。そんなにあせる段階ではないと思う」と慎重に言葉を選んだ。一方で、金本監督は「守りたいとも言っていたけど。(肩肘の)張りがとれれば。それはもう、彼の意見を尊重して、出たいと言えば任せる」と前向きな姿勢を拒否するつもりはない。

 「シーズンに入ってベストの状態でいられることが大事だと思っています」とロサリオ。あくまで照準は3月30日の巨人との開幕戦(東京ドーム)。焦ることなく、着実に前進を続ける。(惟任 貴信)

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2018年2月10日のニュース