阪神・掛布SEA 転身後“初仕事” ヤクルトを警戒「空気感が違う」

[ 2018年2月10日 05:30 ]

ヤクルトキャンプを訪れ、習志野高の後輩でもある小川監督(右)と握手する阪神・掛布SEA
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 阪神の掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、62)が9日、沖縄入りし、浦添のヤクルトキャンプを視察。新体制となり、昨季最下位からの巻き返しを図る敵軍に熱視線を注ぎ、警戒心を口にした。

 「グラウンドの空気感が違う。ピーンと張っているような空気感はしましたね。去年の悔しさは当然あると思うし、秋季キャンプから小川監督の新体制でスタートして、意識を変えよう、選手一人一人が変わろうという気持ちが非常に強いんじゃないですかね」

 おなじみの“掛布節”で2軍監督から転身後、本格的な初仕事となった敵状視察の印象を語った。総合的にオーナーをサポートするSEAの任務は多岐にわたるが、ライバルの戦力分析も役割の一つ。小川監督が千葉・習志野高の2学年後輩にあたることもあり、まずは現場首脳陣が様変わりした“燕の巣”に足を運んだ。

 紅白戦を観戦後は青木、バレンティン、畠山らの特打を注視。7年ぶりに復帰した青木には「今、打撃を見てもうまくて強い。外野のポジション争いも激しくなる。山田君の刺激にもなるし、彼の加入というのは他に与える影響力というのがすごくある」と要注意マークを付けた。10日は中日とDeNAのキャンプを視察。後方から猛虎を支える。(山添 晴治)

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2018年2月10日のニュース