大谷 全7球団との面談終了 レンジャーズ8人でサポート態勢アピール

[ 2017年12月7日 05:30 ]

面談のため米滞在中の大谷
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 ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す日本ハムの大谷翔平投手(23)が5日(日本時間6日)、滞在先のロサンゼルスでレンジャーズ、カブス、マリナーズ、パドレスの4球団と直接交渉に臨んだ。レ軍は球団幹部に加え、総勢8人を投入し猛アタックした。この日までに、プレゼン文書で絞られた全7球団の面談が終了した。

 大谷の代理人ネズ・バレロ氏の事務所「CAAスポーツ」に、テキサス州を本拠地とするレ軍の「荒野の8人」が現れた。レイ・デービス球団オーナーを筆頭に、ジョン・ダニエルズGM、ジョシュ・ボイドGM補佐、ジェフ・バニスター監督が集結。さらにメディカルディレクターのジェイミー・リード氏、コンディショニングコーチのホセ・バスケス氏、日本在住スカウト2人が同席した。

 異例の大人数でアピールしたのは「二刀流」サポート態勢だ。今季途中までダルビッシュが5年半在籍し、日本選手のための環境づくりに自信を持つ。15年に右肘手術したダルビッシュのリハビリは、メディカルディレクターのリード氏をはじめトレーナー、セラピストらが献身的にサポート。栄養学やトレーニングはバスケス・コンディショニングコーチが意見交換を重ね、栄養士もいる。今度はそのスタッフが大谷の「世界一の二刀流」への道のりを支える。

 また、ボイドGM補佐は日本通で知られ、2人の日本在住スカウトもいる。関係者によると、面談で流したPRビデオには遊撃手アンドルスが出演。ダルビッシュ在籍時に数多くの日本語を教わったアンドルスは、日本語でラブコールを送ったという。ボイドGM補佐は「どの球団にも負けない長年の蓄積があるし、広い範囲にわたって準備してきた」と話している。

 カブス、マリナーズ、パドレスも5日に交渉を行い、4日にはジャイアンツ、ドジャースに加え、エンゼルスも面談していたことが判明。プレゼン文書による書類選考を通過した7球団の「2次選考」ともいえる面談も終了した。全米が注目する移籍先決定の時は、近づいている。

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