鳥谷、サプライズ出場で藤浪撃ち 金本監督「顔見せですよ」

[ 2017年2月9日 08:20 ]

阪神紅白戦   白組3―2紅組 ( 2017年2月8日    宜野座 )

紅白戦の3回2死、サプライズで出場した鳥谷は右前打を放つ。投手・藤浪
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 初の阪神紅白戦で宜野座球場をもっとも沸かせたのは、中谷の一発でも藤浪の剛速球でもなかった。白組の攻撃だった3回裏2死走者なし。人数の関係で打順は8番までしか発表されておらず、1番の上本に戻るはずの場面でサプライズが用意されていた。「9番・DH、鳥谷」のアナウンスとともに、背番号1がさっそうと登場。10年以来となる、チームの最初の紅白戦出場で、大歓声の中、藤浪から鮮やかに右前打を放った。

 「たまたま(室内での練習から)上がってきた時に、監督から『9番空いてるぞ』と言われた。『準備は?』と聞かれたんで『はい。わかりました』と言いました」

 鳥谷本人がサプライズの内幕を明かした。別メニューの糸井や、福留、キャンベルとともに本来は紅白戦は不出場の予定だった。それが、偶然、練習を終えて通りかかったところで金本監督に見つかった。昨年はチーム対抗リレーを企画するなど“演出家”としても定評のある指揮官。ファンサービス目的でもあったが、狙い通りの展開にしてやったりだ。

 「(9番が)空いとって、孝介とトリがおったから『どっちか出ろよ。ファンサービスで』と。顔見せですよ、顔見せ。平日でもたくさん入っていたからね。驚くやろうと思ったら、けっこう喜んでくれとったね。打ってくれて余計に喜んでくれた。藤浪はちょっとガクッときたかもしれないけど。いきなり来た変化球を、いくら甘いとはいえよく打ったね」

 150キロの直球をファウルした直後の、カウント1―1からの3球目。高めの119キロのカーブを右前にはじき返した。いきなりの登場でも役者が違うところを見せ「まぐれ。まだどうこう評価する時期じゃないんで」とクールに振り返った。

 昨春キャンプは『超変革』の主将として、チームも自身も変えようとする気持ちが強すぎて歯車が狂った部分もあった。今年は新主将の福留のサポートもあり、あくまで鳥谷らしく着々と調整中。3回表に北條が中前打した直後の一打。これから遊撃争いが激化するが、本来の姿を取り戻せば負けないと信じ、沖縄で鍛錬を積む。(山添 晴治)

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