侍タナキク絶好調 菊池好走塁「スキを突くのが日本の野球」

[ 2017年2月9日 05:30 ]

シート打撃で九里(右)から左中間二塁打を放つ菊池
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 侍ジャパンに選出されている広島の1・2番コンビが日南キャンプのシート打撃で順調な仕上がりを披露した。田中が2安打なら、菊池は適時二塁打に好走塁。とりわけ光ったのは菊池だ。

 投手強襲安打の田中を無死一塁に置く場面。九里の変化球を捉えて左中間を深々と割ると、続く鈴木が放った左中間への中飛で果敢に三塁を陥れた。「結果よりも変化球に反応できたのが一番。タッチアップは無理しないでいい場面だけど、チャレンジしたかった。スキを突くのが日本の野球。そういう役目を求められていると思うので」

 田中も、大瀬良が投じた初球の外角直球を左前に運び、九里のフォークをファウルで粘った直後に強襲打。途中で入った三塁守備も無難にこなした。「積極性と粘る意識の中で、センターから逆方向に持っていけたのはよかった」と話し、白い歯をのぞかせた。

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