大地二塁コンバートに見た伊東監督の決意「今年はショートで勝負しないと」

[ 2017年2月9日 09:50 ]

バックハンドトスの練習を繰り返す鈴木
Photo By スポニチ

 ロッテの石垣島キャンプで連日、居残りの守備練習に取り組んでいるのが鈴木大地内野手だ。キャンプイン前日の1月31日。伊東監督から告げられたのは、遊撃から二塁への守備位置の変更だった。

 遊撃手として昨季、3年ぶり2度目のベストナインを獲得した。迎えた新たなシーズンでのコンバート。それでも鈴木は「昨年も二塁の練習をしていたので驚きや戸惑いはない」と受け入れ、「人よりたくさん練習をしないといけないので」と二塁の守備位置を想定しながらバックトス、グラブトスなどの練習を繰り返している。

 伊東監督は「元々負担がかかっていて、その中で彼なりによくやってくれていた」と敬意を表す。遊撃手として実績を築いて「あえて二塁にする必要はないかと思ったが、打つ方に専念してもっといい成績を残してくれれば」。守備の負担が減ることで、打撃に好影響が生じることを望んだ。コンバートで前年と守備位置が変わりながら続けてベストナインを手にした選手は、過去5人(6度)しかいない。鈴木にはそれを成し遂げる可能性が大いにありそうだ。

 故障者など不測の事態はあるかもしれないが、指揮官は「よほどのことがない限り(遊撃に)戻さない」と、きっぱり言った。遊撃手の候補は平沢、中村、三木、大嶺翔、高浜らがいるが、現状では抜きんでた存在はいない。「今年はショートで苦労するかも知れないが、ショートで勝負しないといけない」という言葉には、伊東監督の決意がにじんでいた。

 ポッカリ空いた定位置を狙い、2年目を迎えた平沢は「僕がショートでちゃんとやれということだと思う」と目の色を変える。今季のロッテの命運を握る、正遊撃手の座。まもなく始まる実戦で、候補者たちはアピールを続けていく。(記者コラム・町田 利衣)

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2017年2月9日のニュース