侍小久保監督「ケガ人以外の入れ替えしない」予備登録投手活用せず

[ 2017年2月9日 07:44 ]

視察に訪れた小久保監督とあいさつを交わす中日の平田
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 WBCの主催者は7日(日本時間8日)、大会の特別規定を発表し、大会中に登録投手の入れ替えが可能な「予備登録投手」制度が採用された。侍ジャパンの小久保監督は「予備登録投手」を活用しないことを明言。「あくまでもルール上の手続きはした」とした上で「ケガ人以外の入れ替えはしません。スタートしたメンバーで勝ち上がっていくわけで、そのメンバーとともに世界一を獲りたいという思いで決断しました」と説明した。

 各ラウンドごとに2人まで最大4投手の入れ替えが可能な制度で、米国などは準決勝以降にエース級を投入するなど戦略的なメンバー変更をしてくることが予想される。関係者の話を総合すると、「予備登録投手」の中にヤンキース・田中、ドジャース・前田らメジャーリーガーの名前はないとみられる。交渉過程で、途中参加の可能性も模索できたが、関係者は「話し合いの中で予備登録の話は一切なかった」という。入れ替わった選手は多大な重圧がかかる上、外された選手の心情、チーム全体に与える影響力も考慮。また、WBC球への準備をしていない投手を加えるリスクは大きいと判断した。

 団結力を重視し、ケガ人が出ない限りは「28人の侍」で臨む。

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2017年2月9日のニュース