漫画好き青柳感激 虎党の漫画家から“絵ール”届いた

[ 2017年1月9日 06:34 ]

阪神・青柳
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 思わぬ“お年玉”に歓喜の決意表明だ。阪神・青柳晃洋投手(23)が8日、寮の自室に阪神ファンの漫画家から激励メッセージが届けられていたことを明かした。

 「阪神ファンの漫画家さんで、自分の漫画好きを知ってくれていて、送ってくれました」

 前日7日に祖母の実家がある兵庫県から帰寮した際、サプライズが待っていた。漫画家・矢野稔貴氏から届いた小包にはヤングアニマルdensiで連載中の自著「放課後バッセン娘!」の単行本と、「来季はローテ定着と2桁勝利を期待しています」などと書かれた直筆メッセージが。さらに、変則投法を駆使してマウンドで躍動する投球イラストも添えられており、感激した青柳は「かっこいい絵も描いていただいて」(原文まま)と感謝の言葉を自身のツイッターでつぶやいた。

 入団時から漫画好きを公言し、台湾ウインターリーグに参加していた11月下旬にはツイッターで「台湾じゃ、ジャンプもマガジンも読めない」と悲鳴を上げると、週刊少年マガジン編集部が反応。日本不在時の取り置きを約束し、帰国に合わせて選手寮へ届けるなど、漫画界から熱い視線を送られている。

 新年早々、これ以上ない“刺激”を受けたようで「少しでも周りの人が(自分の漫画好きを)知ってくれたら。その分、活躍したいし、期待に応えられるように頑張っていきたい」と大きくうなずく。昨季4勝を挙げた男が今季もローテーションに定着し、チームを代表する投手まで上り詰めれば「青柳晃洋」の漫画登場も現実味を帯びる。

 夢をかなえるために、見据えるのは開幕ローテ入りだ。8日は2年目や高卒選手を対象とした強化指定練習に参加。初投げとなるキャッチボールも行うなど、精力的に汗を流した。

 「監督にも期待してもらっているので、昨年の経験を生かし開幕からローテに入っていきたい」

 おみくじは実家近くの神社と京都・清水寺で引き、末吉、大吉だったが「大吉を信じようかと思う」と前向き。漫画界の“声援”も味方に大暴れしそうな1年だ。 (遠藤 礼)

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2017年1月9日のニュース