岩田 フォーム修正へ“杉内グラブ”「体を縦に使うため」

[ 2016年12月19日 07:30 ]

トークショーでグローブへのこだわりを語り笑顔の岩田稔
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 阪神・岩田稔投手(33)が18日、大阪府藤井寺市でアドバイザリースタッフ契約を結ぶローリングスジャパン社のトークショーに参加。来季に使用する「巨人・杉内モデル」の新グラブを披露し、逆襲を誓った。

 「(今季の投球で)何がおかしいんやろうと振り返っていたら、道具を見直そうと(いうことになった)。今年がダメだったのでシーズン中から“ガラっと変えないとな”と思っていた」

 今季使用していた、親指が人差し指方向にスライドするように閉じる「横型」グラブでは、投球時に体が横の軸回転となりやすく、ボールに力が伝わりにくかったという。新グラブは、親指と小指を合わせるように閉じる「縦型」で「体が縦に入りやすい。グラブで(縦回転の)動きをつくる。簡単に言えば、体を縦に使えるようにするため」と理想の投球フォームに“矯正”する役割を果たす。

 すでに、キャッチボールする時に装着しており「それ(縦回転)ができればボールをしっかり押し込めて、球速は出なくても、球の質が変わってくる」と“新相棒”に期待を寄せる。合同自主トレも行うなど目標としてきた杉内も、長年、同様のグラブを使い、球速には表れない威力抜群の直球を投じてきた。師匠顔負けの、打てそうで打てない直球を目指す。

 「結果が出なかったら、年齢も年齢なんで、次の一年がなくなっていく。やるしかない。やらないと終わってしまう」

 年明けは例年通り、アメリカで後輩左腕の山本と自主トレを行う。プロ野球人生を懸けるといっていい一年へ、新相棒を手に覚悟を決めた。(遠藤 礼)

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2016年12月19日のニュース