元巨人ガルシア 大リーグのスカウト陣前に公開練習 帰国途中に亡命

[ 2016年12月20日 01:29 ]

元巨人のガルシア
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 今年8月に巨人から契約解除となったキューバ出身のホセ・ガルシア外野手(23)が18日(日本時間19日)、ドミニカ共和国で大リーグのスカウト陣を前に公開練習を行ったと、ネットメディア「サイバーキューバ」が伝えた。

 スカウト陣からは「30本塁打−30盗塁ができる」と称賛の声が相次いだ。インディアンスのドミンゴ・トリビオ・スカウトは「スピード、パワー、体力、肩は標準以上。大リーグでもレギュラーになれる」と評価。ガルシアはワッサーマン社と代理人契約を交わしている。

 ガルシアは今年4月に巨人と契約。キューバ国内リーグでは打点王に輝くなど、将来を嘱望されていた。6月に1軍昇格を果たしたが、4試合に出場して7打数無安打と結果を残せずに2軍落ち。日本の食事などにも馴染めず、8月18日に契約解除。母国キューバへ戻る途中に亡命した。

 兄のアドニス・ガルシアも11年にキューバから亡命し、今季はブレーブスの正三塁手として打率・273、14本塁打、65打点をマーク。弟のホセは全てを兼ね備えた「5ツールプレーヤー」で、キューバ人選手では最高のプロスペクト(若手有望株)の1人と称されている。

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2016年12月19日のニュース