吉見独り舞台!8回0封6勝&打ってもV打 苦手の虎にリベンジ

[ 2016年9月1日 05:30 ]

<中・神>7回2死二塁、吉見は中前適時打を放つ

セ・リーグ 中日1-0阪神

(8月31日 ナゴヤD)
 独り舞台だった。夏休み最後の本拠地ゴヤドームで中日・吉見が投打に魅せた。マウンドではフォークを有効に使い、8回4安打無失点、無四球で6勝目を挙げた。

 「阪神戦の防御率は9点台だったので、やり返す気持ちで投げました。本当は9回まで投げなきゃいけないかもしれないんですけど、田島の方が抑えてくれると思った」

 唯一のピンチと言える4回1死一、二塁は原口、ゴメスを封じた。

 自らのバットで均衡を破った。両チーム無得点の7回2死二塁。11年8月27日横浜戦(横浜)以来5年ぶりの適時打を中前へ放った。「バッティングはセンスがない。前の打席でバントを失敗してしまったし、代打を送られると思った。たまたまです」と謙遜したものの、阪神に今季3試合で防御率9・42と打ち込まれた借りを返した。

 チームは5月上旬以来の3連勝で、3カードぶりの勝ち越し。森監督代行は「投げる方がよく踏ん張ってくれた。夏休みの最後の絵日記に書いてくれたら」と上機嫌だった。(細川 真里)

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2016年9月1日のニュース