角中 サブロー先輩に贈るV打「野球以外でも勉強に」

[ 2016年9月1日 05:30 ]

<ロ・オ>6回2死満塁、左中間へ走者一掃の勝ち越し適時三塁打を放つ角中

パ・リーグ ロッテ7-5オリックス

(8月31日 QVC)
 同じ外野手としてサブローと時を過ごしたロッテ・角中が、逆転劇の主役になった。3点を追う5回、無死一、二塁で右翼上段へ同点7号3ラン。6回2死満塁では左中間へ決勝の3点三塁打だ=写真。自己最多の1試合6打点。「(次の4番を打つ)デスパイネが打点のタイトルを争ってるのに…。全部、自分が還しちゃって申し訳ないです」。試合中にも本人に謝ったというほど、きれいさっぱり走者を掃除した。

 サブローが巨人から復帰した12年に、自身は首位打者に輝いてブレーク。「サブローさんとは、野球以外のことでも話していて勉強になった。“人として”みたいな部分ですね」。ロッテ愛を貫いた先輩が引退発表した直後の試合でマルチ安打。リーグ独走の打率も・349に上げた。残り22試合。「フル(出場)でやるのが個人の目標。油断せずやりたい」と力を込めた。 (鈴木 勝巳)

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2016年9月1日のニュース