楽天・今江 夢は現役親子鷹 プロで実現なら国内初「やりたい」

[ 2015年12月16日 05:30 ]

いわき市立磐崎小で今江は小学生の目線に腰を折って別れを惜しむ

 楽天に新加入した今江が、東日本大震災で被災した福島県いわき市を訪問。酒蔵では製品の風評被害を払しょくするPRをし、小、中学校では生徒と触れ合った。ロッテ時代の11年から続ける活動だが、今回は東北の球団の一員として訪れ「気持ちが違う部分はある。皆さんとの距離が近く感じる」と口にした。

 長男・陸斗君(10)は小学4年。磐崎小で同世代の児童と接すると、温めている夢が膨らんだ。

 「最低でも息子が高校を卒業するまで現役をやりたい。父子でプロというのは今までにないので、やりたい」。長男はいま、少年野球の捕手。父子でプロ野球選手になった例は複数あるが、同時に現役というのは日本球界では過去になく、大リーグでもグリフィー父子ら数例しかない。

 陸斗君が高卒でプロ入りするとすれば9年後の24年で、今江は41歳シーズン。楽天ではPL学園の先輩・松井稼が来季、41歳を迎える。不可能な夢ではない。「縁があって東北に来た。まず、野球をしっかりやって東北を盛り上げられたら」。新天地で末永く活躍するつもりだ。(徳原 麗奈)

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