阪神・中村GM通夜 長男「父は私の英雄です」とあいさつ

[ 2015年9月29日 05:30 ]

しめやかに執り行われた阪神・中村勝広GMの通夜

 23日に脳出血のため66歳で死去した阪神ゼネラルマネジャー(GM)・中村勝広氏の密葬による通夜が28日夕、千葉市内で営まれ、近親者や関係者など約350人が故人との別れを惜しんだ。

 祭壇には故人の笑顔の写真が掲げられ、棺には阪神、オリックスのユニホーム、阪神球団旗などが掛けられた。霊前には好物だったシュークリームが供えられた。

 阪神・坂井信也オーナー、四藤慶一郎専務、元監督の中西太氏、古屋英夫2軍監督、八木裕2軍コーチらが参列した。

 戒名は「奨導院法峻日勝居士」。

 あいさつに立った喪主の長男・大輔さんは「父は野球に生き、野球に身をささげた人生でした。今年こそ優勝したいと聞いておりました。身を削り、命をかけて戦った父を誇りに思います。父は私の英雄です」と話した。

 中村氏は阪神監督に就任した1989年12月、故郷の千葉県九十九里町の名誉町民となっており、川島伸也町長が「他人を思いやる人格者でした」と弔辞を読んだ。

 29日には密葬による葬儀・告別式が行われ、後日、大阪でお別れの会を開く。

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2015年9月29日のニュース