日大・長沢Ｖ打　連勝けん引「修正した結果が出た」

＜日大・国学院大＞３回２死三塁から先制の左前適時打を放った日大・長沢（左）

東都大学野球第１週第２日 日大３―１国学院大

（9月3日 神宮）
　２回戦２試合が行われた。７季ぶりに１部に復帰した日大が国学院大を３―１で下し、連勝で勝ち点を挙げた。昨春センバツで４強入りした佐野日大（栃木）出身の長沢吉貴外野手（１年）が決勝打を含む２安打を放った。専大は亜大に３―１で競り勝ち雪辱。１勝１敗のタイとした。

　文字通り、軽打だった。０―０の３回２死三塁から日大・長沢が直球を左前に流し打った。リーグ戦７打席目の初安打が貴重な先制点につながり「フルスイングすると体が開いてしまう。六、七分の力で逆方向を意識していた」と胸を張った。

　前日の開幕戦では併殺打で好機をつぶすなど無安打に終わった。千葉県内のグラウンドに戻ると午後１０時までバットを振った。「足を早く上げるように、タイミングの取り方を修正した結果が出た」と笑顔だった。

　８回には二塁走者の松下が「練習からずっとやってきた」と、清水の一ゴロの間に一気に生還するビッグプレーも飛び出し、チームは開幕２連勝。就職活動で開幕前日まで１週間チームを離れていた４年生の好走塁に、仲村恒一監督は「自分たちが何をしないといけないかが分かっている」と目を細めた。　（川島　毅洋）

　▼国学院大・鳥山泰孝監督　流れをつかみきれないまま終わった。（新ケ江先発は）うちの主戦なので、もう一度頼むと。