U18日本、7回コールドで韓国撃破!世界一に王手!清宮はマルチ

[ 2015年9月4日 20:27 ]

<日本・韓国>2回2死三塁、伊藤の先制打で生還した平沢を迎える清宮(中央)

U-18W杯スーパーラウンド 日本12―0韓国

(9月4日 甲子園)
 野球のU―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)第8日は4日、各地でスーパーラウンドが行われ、1次リーグA組首位通過の日本は、甲子園で1次リーグB組1位の韓国と対戦。12―0と7回コールド勝ちし、1次ラウンドから7戦全勝。スーパーラウンドは1次リーグの対戦成績を持ち越すため4勝0敗となり、出場国で唯一無敗のまま6日に行われる決勝進出が決定。悲願の世界一へ王手を懸けた。6日の決勝(甲子園)で日本は米国と対戦する。

 宿敵・韓国を相手に、一方的な試合展開に持ち込んだ。まずは2回。1死から5番・平沢(仙台育英)の四球を足がかりに2死三塁とすると、7番・伊藤(中京大中京)が右翼線に適時三塁打を放って先制。さらに篠原(敦賀気比)の右中間適時二塁打で加点すると、堀内(静岡)の四球の後、杉崎(東海大相模)がセンター前にポトリと落ちる適時打で3点目。なおも二、三塁から津田(浦和学院)が左中間に2点適時打を放ち、この回一挙5点を奪った。

 5回には連続四球で無死一、二塁から清宮が中前打。敵失もからんで貴重な追加点を奪うと、さらに2死満塁から押し出し死球と、堀内の中前2点適時打などでこの回6点を挙げ、大量リードを奪った。

 投げては先発・上野(中京大中京)が7回まで無失点の好投。3回には連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、2者連続三振など後続をしっかり抑え込むなど、韓国打線を封じ込めた。

 「4番・DH」でスタメン出場した清宮(早実)は2打席連続で二ゴロ凡退の後、第3打席に中前打を放つと、第4打席は遊撃内野安打。左膝違和感のため、8月31日のチェコ戦で途中交代、1日のメキシコ戦を欠場し、3日のカナダ戦は3打数無安打2三振だったが“帰ってきた”甲子園で復調の兆しをみせた。

 韓国はこの日の敗戦でスーパーラウンド2勝2敗。5日のオーストラリア戦に勝利し、米国(4日時点で3勝1敗)がカナダに敗れて2敗で並んだとしても、直接対決で米国に敗れているため、韓国の決勝進出の可能性はなくなった。

 6日の決勝(甲子園)は日本と米国が対戦する。

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