高橋一三さん通夜 王さん「こういう日は来てほしくないけど…」

[ 2015年7月19日 05:30 ]

高橋一三氏の祭壇

14日に多臓器不全のため死去した元巨人投手、高橋一三氏(享年69)の通夜が18日、東京都内の斎場で営まれた。65年から73年にかけてのV9時代に左のエースとして活躍した同氏。ともに巨人栄光の歴史を築いたソフトバンク・王貞治球団会長や、柴田勲氏、右のエースだった堀内恒夫氏、DeNA・高田繁ゼネラルマネジャーらが姿を見せ、故人をしのんだ。

 王氏は「こういう日は来てほしくないけど来てしまう」と盟友の死を惜しんだ。150キロ超えといわれた直球とカーブ、スクリューボールを武器に2度の沢村賞を受賞し、巨人と移籍した日本ハムで通算167勝。祭壇の脇では「巨人の星」の星飛雄馬のモデルとされた往年の映像が流された。王氏は「スクリューボールは今が流行の最中かもね。一番最初に道を開いた人」と称え、「山梨学院大で監督をやったり野球好き。そういう人生で、本人は満足していると思う」と話した。

 現役引退後は巨人と日本ハムでコーチを務め後進の指導に尽力。教えを受けた巨人・内海らも姿を見せ、約200人の参列者が別れを惜しんだ。

 ◆主な参列者 王貞治、末次利光、柴田勲、高橋善正、高田繁、吉田孝司、山本浩二、野村収、堀内恒夫、関本四十四、新浦寿夫、河埜和正、淡口憲治、岡崎郁、村田真一、川相昌弘、福王昭仁、阿波野秀幸、清水隆行、野村克則、内海哲也、久保裕也、野間口貴彦、西村健太朗(敬称略)

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