八戸工大一195センチ右腕・内沢 KO敗退に涙「精いっぱい投げた」

[ 2015年7月19日 19:31 ]

準々決勝で敗れた八戸工大一のプロ注目エース・内沢

第97回全国高校野球青森大会準々決勝 青森市営

(7月19日 八戸学院光星6―1八戸工大一)
 八戸工大一のプロ注目右腕・内沢の夏が終わった。1メートル95の長身で、しなや
かなフォームから投げる直球は最速145キロ。この日は3回途中から救援したが6回に
つかまり、3回2/3を6失点でKOされた。試合後はチームメートと抱き合い号泣。

 「力が及ばなかったけど、精いっぱい投げることができた。光星さんには絶対甲子園に
行って日本一になってもらいたい」と涙をふいてエールを送った。

 ネット裏では4球団6人のスカウトが視察。阪神の葛西稔スカウトは「腕の振りもい
いし、ストレートの球速も145まで上がってきている。スライダーの切れもある」と
評価した。将来的には1メートル98の阪神・藤浪のようになれるか問われると「可能
性は十分ある。体は大きいけど、もたついたりしていないし、フォームのバランスがい
い」と期待を込めた。

 右腕は現時点で進路を決めていないが「野球はやっていくつもり」と話した。

 ◆内沢 航大(うちさわ・こうた)1997年(平9)9月19日、青森県おいらせ
町生まれの17歳。小学3年で野球を始める。八戸工大一では2年春からエース。昨年
夏は五所川原農林との2回戦で16奪三振をマーク。1メートル95、90キロ。右投
げ左打ち。

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2015年7月19日のニュース