興南 トルネード比屋根が1失点完投!5年ぶり王手

[ 2015年7月19日 05:30 ]

<興南・沖縄尚学>1失点完投で決勝進出を決めた興南・比屋根

第97回全国高校野球選手権沖縄大会準決勝 興南3―1沖縄尚学

(7月18日 沖縄セルラー)
 興南のトルネード左腕・比屋根が4安打1失点完投。3年連続出場を狙った沖縄尚学打線を封じ込めて、全国制覇した10年以来5年ぶりの決勝進出を決めた。

 1メートル75、69キロのスリムな体を思い切りねじり、背中が打者に見えるほどの変則フォームには「誰かを参考にしたわけじゃなく、これが一番投げやすかったから」。今春九州大会の福岡工大城東戦は敗れはしたものの延長12回で18奪三振。「琉球のドクターK」の異名がついた。それでも「夏の連戦を考えると打たせた方がスタミナを消耗しない」とこの日は4三振だけ。12個の内野ゴロの山を築いた。

 前日には、球宴休みで沖縄に里帰りしていた5年前のエース島袋(ソフトバンク)から激励された。「スタミナも大丈夫。決勝は延長になっても投げ抜く」と比屋根。春夏連続出場を狙う糸満との一戦を見据えた。

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2015年7月19日のニュース