阪神 古屋英夫氏を2軍ヘッド格で招へい 打撃部門も兼務

[ 2013年10月20日 06:00 ]

 阪神が来季の2軍ヘッド格としてオリックス・古屋英夫編成部国内グループ長(58)を招へいすることが19日、確実となった。

 古屋氏は身長1メートル73とプロ野球選手としては恵まれた体格とは言えない中、日本ハム時代の85年には33本塁打するなど通算180本塁打。91年から2年間、阪神に在籍し現役引退した。93年からはまた、日本ハム、オリックス、楽天などで主に打撃部門のコーチを歴任。指導力には定評があり、打撃部門も兼務する方向。阪神も若手育成が課題だけに、その手腕に期待が集まる。

 森田、中谷、一二三など次世代の中軸候補がいるものの伸び悩んでいる。生え抜きの4番育成へ掛布雅之氏の育成打撃コーディネーター就任も決定済み。古屋氏は、掛布氏とも同学年で高校時代は千葉県内の高校でともに活躍していた間柄。旧知の仲だけに情報交換や連携などもスムーズに行えるメリットもある。

 すでに来季の1軍打撃コーチにトーマス・オマリー氏、内野守備走塁コーチには高代延博氏の招へいが決まり、2軍のトレーニングコーチには権田康徳トレーナーが就任する。来季、契約最終年を迎える和田監督を支える1、2軍スタッフがほぼ固まった。

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2013年10月20日のニュース