金城 意地の勝ち越し打!「チームの代表として打った」

[ 2013年4月30日 18:15 ]

8回に決勝打を放ち、一塁上でガッツポーズするDeNA・金城

セ・リーグ DeNA5―4ヤクルト

(4月30日 横浜)
 ベテランが存在感を見せつけた。同点で迎えた8回1死二塁、打席には金城。カウント3ボール2ストライクからの6球目を鋭く振りぬくと、打球は一塁線を破った。値千金の勝ち越しタイムリー。チームの連敗を止める一打に、お立ち台で目を細めた。

 「最高にうれしいです。ここ数試合、流れが悪かったので、チームの代表として精一杯打ちました」

 前日(29日)はGW中とあって、3試合連続の大入りとファンの大歓声に後押しされながらも、投手陣が崩壊し今季5度目の二桁失点で大敗。借金5で最下位に転落した。

 このままズルズル行くわけにはいかない――。昨季まで5年連続の最下位、その悔しさを知る“横浜一筋”の男の意地の一打だった。

 お立ち台には、6回に球団新の月間14本塁打となる追撃の15号2ランを放ったブランコとともに上がった。「感触は良かった。ボールを見た時、ギリキリだと思ったが入って良かった、打ててとてもうれしい。これからも、もっとお立ち台に立ちたいね」。そう話した頼もしい助っ人とともに、金城も「できる限りチームに貢献したい」と言葉に力を込めた。

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2013年4月30日のニュース