再び最下位転落…中日・高木監督「うーん勝てないね」

[ 2013年4月30日 21:37 ]

5回を終え、うつむいてベンチに戻る中日先発の吉見

セ・リーグ 中日0―3巨人

(4月30日 ナゴヤD)
 「吉見がね、どんだけやってくれるかだったんだけど…」中日・高木監督の短い言葉に敗戦の全てが集約されていた。

 今季1勝2敗と、まだ本来の調子ではないとは言え、先発の吉見はヤゴヤドームで15連勝中。首位の巨人に連勝してチームに勢いをつけたかったが、頼みのエースが初回、阿部に2ランを被弾。4回に長野の中前適時打を許すと、指揮官は早々に吉見を諦め、5回1死走者なしの場面で代打を送った。高木監督は「まだ本来の吉見にならんな」と嘆いた。

 降板の訳を「点を取るための代打」と高木監督は説明したが、7回にも2死二塁の左腕・杉内に対して左の森野を代打に送るなど不可解?な采配で結局、無得点。杉内に5安打完封を許した。

 「いままでも、うちは杉内を打てていない。序盤は崩すチャンスもあったけど…。うーん勝てないね」。再びDeNAと入れ替わって最下位に転落。71歳の高齢監督の苦悩は深い。

 ▽谷繁(7回の二塁打で通算2千安打まであと4本)「関係ないところで1本打っても。(1日で4安打)打てるかもしれないけど、ほとんどないよね」

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