松坂 左脇腹負傷降板 メジャー昇格へ仕上げのはずが…

[ 2013年4月30日 06:00 ]

<ポータケット・コロンバス>4回、初球を投げたところで左脇腹付近を痛め、降板となったコロンバスの松坂

インターナショナル・リーグ 3Aコロンバス6―5、3Aポータケット

(4月28日 ポータケット)
 インディアンス傘下3Aコロンバスの松坂大輔投手(32)が28日(日本時間29日)、ポータケット戦に先発。93マイル(約150キロ)をマークするなど3回までパーフェクトピッチングだったが、4回の先頭打者に初球を投じた際、左脇腹付近を痛め緊急降板した。

 試合後、トニー・アーノルド投手コーチは「トレーナーから報告を聞いていないので何も言えない。現時点で病院に行くということも聞いていない」と話した。球団はケガの詳細を発表していないが、左脇腹は投球動作時に大きな負荷が掛かる。治りにくい箇所ともされ、仮に症状が重ければ、故障者リスト入りの可能性もある。

 インディアンスは現在、9勝13敗でア・リーグ中地区の最下位。特に先発投手の不調が顕著で、防御率5・47はリーグ14位だ。スポーツ専門局ESPN(電子版)は25日に松坂について「昇格は間近か」などと報じていた。故障することなく登板を終えていれば昇格の可能性が高かっただけに、松坂本人、インディアンスにとっても痛いアクシデントとなった。

 ▽最近の松坂の故障 レッドソックスに所属した08年は、右肩回旋筋の軽度の張りで故障者リスト(DL)入り。09年は右肩の疲労と、股関節痛で2度もDL入りした。10年はキャンプ直前に背中痛を訴えて出遅れ、開幕をDLで迎えた。11年6月10日には右肘の腱移植手術を受け1年間リハビリ。術後1年が経過した12年6月に復帰も、首の付け根から背中に広がる右僧帽筋を痛めて7月から約2カ月間、離脱している。

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