“修行帰り”森野「先のことを考えるのは天気予報ぐらい」

[ 2013年1月16日 06:00 ]

ルーキー古本(左)らとノックを受ける中日・森野

 過去の栄光もプライドもかなぐり捨てる。中日の森野将彦内野手(34)が15日、ナゴヤ球場で始まった合同自主トレに参加。年明けからグアムで単身「山ごもりトレ」を行ったことを明かし、もう一度、不動のレギュラーの座を奪う意気込みをみせた。

 「今年は黙々と自分らしくやろうと思う。新外国人?気にしない。自分のことで精いっぱいだし、自分でやらなきゃという責任感がある」

 昨季終了後に「雲隠れ宣言」し、誰も誘わず、場所も明かさずに自分と向き合ってきた。4日から12日までのグアムでもあえて一人でトレーニング。走り込み中心に体を絞り込み、日焼けし、あごひげをたくわえた精かんな顔つきで現れた。

 打率・249、6本塁打、50打点と2年連続で不振に終わった昨季。同じ一、三塁を本職とするルナ、クラークの両外国人が加入し、若い高橋周の突き上げもある。10年にはベストナインに輝いた森野とはいえ、レギュラーは約束されていないが「先のことは考えない。(明日の)天気予報ぐらい。今できることをやる」と悲壮な覚悟を見せた。

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2013年1月16日のニュース