菅野、1軍スタート決定!2・10にも紅白戦デビュー

[ 2013年1月11日 06:00 ]

キャッチボールをする巨人・菅野

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23=東海大)が10日、2月1日からの宮崎キャンプで1軍スタートし、第2クールの2月10日前後の紅白戦で実戦デビューすることになった。

 新人合同自主トレ初日。即戦力右腕は燃える闘志を示すように、真っ赤な手袋で始動した。昨年は浪人生活を送ってきたが、「自分なりにブランクがあっても、ダメにならないようにやってきた」と動きは軽快だ。視察に訪れた川口投手総合コーチも、キャッチボールなどを見て「何も問題ない」。その後、投手の春季キャンプ1軍メンバーについて斎藤投手コーチとも会談し「18人の大まかなものは挙げた。(菅野は)当然、入ってくる」と明言した。さらに「宮崎の終わりか、沖縄の初め」と宮崎キャンプ打ち上げ直前の2月10、11日に紅白戦を行い、登板させる意向も示した。

 同13日に沖縄移動するが、肌寒い宮崎での実戦デビューにも菅野に異論はない。「大学でも2月は紅白戦をバンバンやるし、中旬にはオープン戦も入っていた」。この日は新人全選手が漢字1文字で、自身のテーマを披露。右腕は「考」とした。「左足と右腕が連動してはいけない。左足をついてから投げ、間を取ることを意識している」。キャッチボールからさ細な部分まで考えている。

 「いい一日が過ごせた。ここで練習することを夢見ていたので気持ちが入る。きょうの気持ちを忘れずにいたい」。1年待ったプロでの第一歩。菅野は心地良さそうだった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年1月11日のニュース